
福岡市内で築30年以上経過したビルやマンションを所有・管理されているオーナー様や管理会社様から、「水漏れが頻発する」「水の出が悪い」「赤水が出る」といった相談が増えています。これらは給排水配管の劣化が原因であり、放置すると建物全体の資産価値低下や大規模な漏水事故につながるリスクがあります。株式会社九州冷設工業の給排水設備工事では、非破壊検査による正確な劣化診断から更新計画の策定、施工まで一貫してサポートしています。
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株式会社九州冷設工業
一級管工事施工管理技士、給水装置工事主任技術者、消防設備士甲1類の資格を保有し、業歴約30年の豊富な経験を持つ設備工事のプロフェッショナルです。福岡市を中心に九州一円で空調設備工事、給排水設備工事、プラント配管工事など多数の施工実績を有し、設計から施工、メンテナンスまで一貫対応しています。特に築年数の経過したビル・マンションの給排水配管更新工事では、診断から計画立案まで総合的なサポートを提供しています。
福岡市の築30年超ビル・マンションで急増する配管劣化トラブル
福岡市内には1980年代から1990年代初頭に建設されたビルやマンションが数多く存在し、これらの建物では給排水配管の耐用年数である25〜30年を超過しているケースが増加しています。配管劣化による水漏れトラブルは年々増加傾向にあり、国土交通省の調査によると築30年以上の集合住宅における漏水事故発生率は築20年未満の建物と比較して約3.5倍に上昇するというデータがあります。

築30年を迎える配管の劣化メカニズム
給水配管では内部の腐食によって管壁が薄くなり、最終的には穿孔による漏水に至ります。特に鉄製配管では赤錆の発生が進行し、水圧の高い箇所や屈曲部において亀裂が生じやすくなります。排水配管では汚水による腐食や樹脂管の経年劣化により、接合部からの漏水や管の破損が発生します。配管材料の種類によって劣化速度は異なりますが、一般的に金属製配管は30年前後、樹脂製配管は40年前後が更新の目安とされています。
福岡市特有の水質と配管への影響
福岡市の上水道は主に筑後川水系と多々良川水系から供給されており、水道局が公表している水質データでは硬度が比較的低い軟水に分類されます。軟水は飲用には適していますが、配管内部では水に溶存する酸素による酸化腐食が進行しやすい特性があります。また、福岡市の夏季は高温多湿であり、配管外部の結露や湿気による外面腐食も劣化を加速させる要因となっています。
配管劣化診断で分かる3つの重要項目
配管劣化診断は建物の給排水システム全体の健全性を評価する重要なプロセスです。非破壊検査技術を活用することで、配管を解体することなく内部の状態を正確に把握できます。診断結果に基づいて適切な更新計画を立案することで、突発的な漏水事故を未然に防ぎ、計画的な修繕投資が可能になります。
①配管内部の腐食・劣化状況
超音波厚さ測定や内視鏡調査によって、配管内部の腐食進行度、スケール付着状況、亀裂の有無などを可視化します。鉄製配管では残存肉厚を測定することで、あとどの程度の使用が可能かを数値で評価できます。樹脂製配管では変色や硬化、ひび割れの有無を確認し、材料劣化の程度を判断します。診断結果は写真や動画で記録され、管理者や所有者への説明資料として活用できます。
②漏水リスクの定量評価
配管の劣化状況から漏水発生の確率を定量的に評価します。残存肉厚が設計値の50%以下になった箇所は高リスク、70%以下は中リスクといった基準で分類し、緊急性の高い箇所を特定します。漏水リスク評価により、限られた予算の中で優先的に対策すべき箇所を明確にできます。
③更新優先順位の明確化
建物全体の配管系統を縦系統、横系統、専有部、共用部に分類し、それぞれの劣化状況と更新の優先順位を整理します。一般的には共用部の立て管や主管を優先し、次に専有部への分岐管、最後に専有部内の配管という順序で更新を進めることが推奨されます。診断結果を基に5年後、10年後の更新スケジュールを策定することで、長期的な修繕計画に反映できます。
非破壊検査の種類と費用相場
非破壊検査は配管を切断したり壁を大規模に解体したりすることなく、内部の状態を確認できる診断技術です。検査方法によって確認できる項目や精度が異なるため、建物の状況や診断目的に応じて適切な手法を選択することが重要です。
超音波厚さ測定法
超音波パルスを配管外部から発信し、反射波の到達時間から管壁の厚さを測定する手法です。金属製配管の腐食による減肉を正確に数値化できるため、残存寿命の推定に最も有効な検査方法です。測定箇所は配管の露出部分に限られますが、天井点検口や床下点検口から主要箇所にアクセスして診断を実施します。測定精度は±0.1mm程度であり、微細な腐食進行も検出可能です。
内視鏡調査
配管内部に小型カメラを挿入し、内壁の状態を直接観察する方法です。スケールの付着状況、腐食の進行度、亀裂の有無などを映像で確認できます。給水配管では蛇口を外して内視鏡を挿入し、排水配管では排水口や掃除口から調査を実施します。調査範囲は配管径や屈曲状況によって制限されますが、実際の劣化状況を視覚的に把握できる利点があります。
放射線透過試験
X線やγ線を使用して配管内部の欠陥や腐食を検出する高精度な検査方法です。溶接部の品質確認や隠蔽配管の診断に有効ですが、放射線管理区域の設定が必要となるため、居住者への事前説明と安全管理が不可欠です。一般的な劣化診断では超音波厚さ測定と内視鏡調査を組み合わせることが多く、放射線透過試験は特殊なケースで採用されます。
更新工事の計画立案と実施タイミング
配管更新工事は建物全体に影響を及ぼす大規模な工事となるため、入念な計画立案が不可欠です。診断結果に基づいて更新範囲、工法、工期、予算を総合的に検討し、建物管理者や居住者の理解を得ながら進める必要があります。

長期修繕計画への組み込み方
マンション管理組合では通常、10年から15年単位の長期修繕計画を策定しています。配管更新工事は計画的に実施することで、修繕積立金を有効活用できます。診断結果から更新時期を明確にし、大規模修繕工事のタイミングと合わせることで足場費用などの共通コストを削減できます。更新工事の概算費用は50戸規模のマンションで給水配管のみの場合3,000万〜5,000万円、給排水両系統の場合5,000万〜8,000万円程度が目安となります。
部分更新と全面更新の判断基準
劣化の進行が一部に限定されている場合は部分更新、建物全体で劣化が進行している場合は全面更新が適切です。部分更新は初期コストを抑えられる利点がありますが、将来的に残存配管の劣化による追加工事が発生する可能性があります。全面更新は一時的な費用負担は大きいものの、今後30年程度の配管トラブルを解消できるメリットがあります。診断結果で70%以上の配管に劣化が認められる場合は全面更新を推奨します。
居住者への影響を最小限にする施工計画
配管更新工事では断水作業が不可欠となるため、居住者への事前説明と協力依頼が重要です。工事は系統ごとに分割して実施し、1回あたりの断水時間を4〜6時間程度に抑える計画とします。専有部内の工事が必要な場合は、居住者の都合に合わせた日程調整を行い、工事中は仮設配管により最低限の給水を確保します。施工業者の選定にあたっては、居住者対応の実績が豊富な業者を選ぶことで、トラブルを未然に防止できます。
福岡市で配管更新工事を依頼する際のポイント

配管更新工事は高度な専門知識と技術が要求される工事であり、施工業者の選定が工事品質を左右します。福岡市内には多数の設備工事業者が存在しますが、給排水配管工事の実績と技術力を見極めることが重要です。
一級管工事施工管理技士の在籍確認
配管工事を適切に施工するためには、一級管工事施工管理技士などの国家資格保有者が現場を管理することが不可欠です。この資格は管工事における施工計画、工程管理、品質管理、安全管理に関する高度な知識と技術を証明するものであり、大規模な配管更新工事では必須となります。見積依頼時に資格者の在籍を確認し、実際に現場を担当する技術者の経験年数も把握することが望ましいです。
施工実績と保証内容の確認
類似規模の建物における配管更新工事の実績を確認することで、業者の技術力を判断できます。過去の施工写真や工事報告書を提示できる業者は信頼性が高いといえます。また、工事後の保証内容も重要な判断材料となります。一般的には施工後1〜2年間の瑕疵担保保証が付帯されますが、保証範囲や対応体制を事前に確認しておくことで、万が一のトラブル時にも安心です。株式会社九州冷設工業では、福岡市を中心に多数のビル・マンションにおける配管更新工事の実績があり、診断から施工、アフターフォローまで一貫して対応しています。
まとめ
福岡市内の築30年超ビル・マンションにおいて、給排水配管の劣化は避けられない課題です。非破壊検査による正確な劣化診断を実施することで、突発的な漏水事故を未然に防ぎ、計画的な更新工事が可能になります。診断結果に基づいて優先順位を明確にし、長期修繕計画に反映させることで、限られた予算を有効活用できます。更新工事の実施にあたっては、一級管工事施工管理技士などの有資格者が在籍し、豊富な施工実績を持つ業者を選定することが成功の鍵となります。
株式会社九州冷設工業は、福岡市を拠点に約30年の業歴を持ち、一級管工事施工管理技士や給水装置工事主任技術者などの国家資格保有者が、診断から更新計画の立案、施工、アフターフォローまで一貫してサポートします。築年数の経過したビルやマンションの配管更新工事でお困りの際は、ぜひご相談ください。






